薬草クイズ分かるかな? 小学生が地域のまつりで出題 トウキの足湯ブースも

2022.10.28
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「漢方の里まつりに来てねー」。当日の準備物を手に、来場を呼び掛ける和田小の4年生=兵庫県丹波市山南町和田で

兵庫県丹波市の和田小学校4年生(37人)は、30日に薬草薬樹公園リフレッシュ館周辺(同市山南町和田)で3年ぶりに開かれる「さんなん和田漢方の里まつり」(実行委員会主催)に、薬草クイズやトウキ葉エキスが溶け込んだ足湯、手湯ブースを出店する。総合的な学習の時間などで薬草「トウキ」を中心に学んだ成果を披露する。まつりは、午前10時―午後2時。児童の出店は正午頃まで。

薬草クイズを出すほか、トウキ葉エキス配合の湯を用意して足湯、手湯コーナーを切り盛りする。また、トウキ葉の茶を振る舞ったり、夏休みの工作を展示したりする。

まつりに向けて、薬草クイズの出題ボードをパソコンとプリンターを使って製作し、クイズの正解者へのプレゼントにするトウキ葉をラミネートしたしおりや、薬草をテーマに児童たちが考えたキャラクターをあしらったプラ板キーホルダーなどの制作にも励んでいる。

児童の瀧奏太君と横矢紅さんは、「クラスのみんなで一からこつこつと、まつりで何をするのかを考えた。和田が薬草の産地ということがまだまだ知られていないので、しっかりとPRしたい」と意気込んでいる。

4年生は毎年1―2学期に、ふるさと学習などの一環として地元の歴史的資源、薬草について学んでいる。4年前からは、同町梶の大嶋恵子さんの畑でトウキの収穫体験を軸に、薬草の効能や活用方法、栽培の歴史などについて学んでいる。

このほかのまつりイベントは、市内のグループによる歌や演奏、ダンスなどの野外ステージ発表があるほか、秋の味覚の販売、兵庫医科大学の薬草料理の販売、豪華景品の当たる大抽選会など。雨天時は、プログラムを一部変更して、和田小体育館で行う。

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