痛くないよ 病児保育施設で「まつり」 お医者さんに”なりきり”注射体験も

2022.11.26
地域

医師から手ほどきを受けながら、お医者さんになりきり、針のない注射器で”接種”する子ども=兵庫県丹波篠山市北で

兵庫県丹波篠山市北の病児保育施設「にこにこ」で「にこにこまつり」が開かれた。新型コロナウイルスの感染対策を徹底しつつ、趣向を凝らした子ども向けの遊びコーナーが用意され、親子の笑顔の輪が広がっていた。一昨年の夏に続き2回目。コロナ禍の中、親子で一緒に楽しんでもらえるイベントをと企画した。

約50人の子どもが来場。密を避けるために事前予約制とし、遊べる時間は30分間に限定した。

吉田さんと安井さんが奏でるウクレレの音楽に乗る親子

医者になりきるコーナーでは、子どもが母親やきょうだいらに聴診器を当てた後、「痛くないですよ」などと言いながら、針のない注射器で “接種”していた。的入れなど手作りのアトラクションも盛り上がっていた。

同施設保育士の吉田都美子さんと、隣接する小嶋医院の看護師の安井友香さんの2人はウクレレを披露。「どんな色がすき」「さんぽ」などの曲を演奏し、子どもたちは音楽に合わせてタンバリンやマラカスをたたき、リズムに乗っていた。

5歳の女の子は「注射が上手にできた。楽しかった」とはにかんだ。

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