希望を胸に 臨時休校スタートの学年が卒業 「制限の中生き抜いた」

2023.02.28
地域

保護者らに見送られ、退場する柏原高校の卒業生=2023年2月28日午前11時8分、兵庫県丹波市柏原町東奥で

兵庫県丹波市の柏原高校で2月28日、卒業式が行われた。卒業生234人は、入学早々、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、2カ月間の臨時休校からのスタートとなった年代。卒業式はコロナ禍を配慮して在校生は生徒会執行部の6人のみの出席だったが、保護者には制限を設けず、卒業生たちは大きな拍手と涙の中で希望を胸に学び舎を巣立った。

式典では、卒業生一人ひとりの名前が読み上げられた後、卒業生代表が校長から卒業証書を受け取った。

卒業生の代表者が答辞を述べ、「コロナ禍で制限された3年間を強く生き抜いたこと、今まで出会ったすべての人たちとの思い出や経験を糧に、この先に直面するどんな困難をも強く乗り越えていく」と結んだ。

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