いざ!チャンバラ合戦 「レジェバタ」公開記念に ロケ地の篠山城跡「コスプレで参加を」

2023.03.04
地域

コスプレチャンバラ合戦への参加を呼び掛ける市職員=兵庫県丹波篠山市北新町で

「キムタク」気分になってみない?―。兵庫県丹波篠山市は、木村拓哉さん(織田信長役)と綾瀬はるかさん(信長の妻・濃姫役)らが出演し、ロケ地の一つに篠山城跡が使用された映画「レジェンド&バタフライ」(東映)の公開を記念し、同城跡三の丸広場で21日、「チャンバラ合戦 丹波篠山の陣」を開催する。スポンジの刀でチャンバラ合戦を行うもので、戦国ムードを高めるため、着物やカツラなど和風のコスプレ(仮装)で参加することが条件(貸し出しあり)。市商工観光課は、「映画の撮影も行われた場所で、戦国気分を味わってもらいたい」と参加を呼び掛けている。

「子どもの部」(5歳以上の小学生対象、午前11時から)と、「大人の部」(中学生以上、午後2時から)の2部制。それぞれ先着100人で、参加無料。コスプレは着物のほか、甚兵衛や浴衣、おもちゃの刀などなんでも可。衣装がない人には「戦国ビブス」を貸し出す(500円)。

合戦では、利き手には当たっても痛くないスポンジの刀を持ち、逆の腕には「命」と呼ばれるボールを装着し、チームに分かれて対戦。「命」が落ちると倒されたことになる。

「全滅戦」は、敵軍を全滅させるか、制限時間内に生き残った人の多いチームが勝者となる。また、「大将戦」では、敵軍の大将が命を落とした時点で勝者。大将を守りながら攻めるチームワークが求められる。「個人戦」では、最後の1人になるまで壮絶なバトルを繰り広げる。

子どもたちには参加賞を進呈。大人は個人戦優勝者やコスプレ賞受賞者に景品を贈る。

「レジェンド&バタフライ」は、魔王と呼ばれた信長と、蝶のように自由に生きた濃姫の激動の生涯を描く作品。作中、篠山城は信長の居城だった「清洲城」として登場する。ロケは2021年に行われ、城跡内で撮影された。

市によると、木村さんや綾瀬さんのほか、伊藤英明さん(信長の家臣・福富貞家役)、中谷美紀さん(濃姫の侍女・各務野役)らが来城。合戦に勝利した信長らが清洲城に凱旋するシーンなどが撮影されたという。

映画公開記念のほか、地元の篠山鳳鳴高校の授業「地域探究」で生徒から提案があった「コスプレで観光誘客」を具体化するため、コスプレチャンバラ合戦を企画した。

イベントは各地でチャンバラ合戦事業を展開している株式会社「IKUSA」に委託して実施する。問い合わせは同社(06・6395・6989)。

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