また来てね 冬鳥の「カモ」たち 春の訪れで別れの季節

2023.03.02
自然

篠山城跡の堀を泳ぐカモたち。長旅を前に、メンテナンスするかのように羽を広げていた=2023年3月2日午前10時27分、兵庫県丹波篠山市内で

兵庫県丹波篠山市にある国史跡・篠山城跡の堀に飛来していた冬鳥のカモたちの姿が減ってきた。春の訪れとともに、繁殖地の大陸へと帰る季節が始まっている。

冬の堀にはコガモやヨシガモなどが多数飛来し、にぎやかに水草などを食べる光景が見られた。2月下旬から春めいた陽光が降り注ぎ始めると、少しずつ数が減っている。これから渡去のピークを迎える。

渡来期から定期的に眺めてきた身としては、飛び去っていくカモたちが旅立つ友のようにさえ思える。寂しくもあるが、「どうか長旅気を付けて。また来てね」と心の中でつぶやくばかり。

仲良くスイスイ

【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)

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