ホッケーU12オールスターへ 「HEARTS」の小学生3人 「力を全て出し切る」

2023.03.02
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「U12ホッケーオールスター戦」に出場する福本さん、上田さん、山本さん(左から)=兵庫県丹波篠山市郡家で

兵庫県丹波篠山市を拠点に活動するホッケーチーム「HC HYOGO HEARTS」の福本陽向さん(城東小6年)、山本新太さん(同)、上田陽大さん(西宮市・北六甲台小5年)が3月4―5日、大井ホッケー競技場(東京)で行われる「U12ホッケーオールスター戦」に出場する。東京五輪が行われた会場で、全国から選ばれた優秀選手30人が2チームに分かれて対戦。通常、U12(12歳以下)は6人制だが、「JAPAN」の文字が入ったユニホームを着て11人制で戦う。

昨年9月に丹波篠山市で同オールスター戦の関西ブロック選考会(42人参加)が行われた。さらに同年12月には京都府京丹波町で同オールスター戦に出場する選手の選考会「U12ドリームキャンプ」が行われ、関西ブロックを含め全国から118人が参加し、技術やリーダーシップ、将来性などが審査された。

同チームからは10人が関西ブロック選考会にチャレンジし、うち7人が選出。3人がオールスター戦への出場権をつかんだ。

同チームの上田篤コーチ(37)によると、福本さんはスピートがあり、ドリブルの技術が高い。山本さんはチームのムードメーカーで、視野が広く、チームやゲームをコントロールする能力に長けている。上田さんはドリブルとシュートの技術が高く、誰とプレーしても適応力が高い。

昨年に続き2度目の選出の福本さんは、「自分の力を全て出し切る。今年は6年生として、チームをまとめる役割もしたい」と意気込む。初選出の山本さんは、「目標にしていたのでうれしい。ロングパスが得意なので、それを生かし、試合を楽しみたい」と笑顔。3年続けて選出された上田さんは、「みんなが楽しめるように明るくプレーしたい。全国に出来た友だちと会うのも楽しみ。オリンピックが行われた会場でプレーできるのもうれしい」と話していた。

同チームは3月末に大阪で開かれる西日本大会を控えており、3人は、「オールスター戦で学んだことを、小学生最後となる西日本大会で生かしたい」と目を輝かせていた。

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