シャクナゲ早くも見頃 春の山野草展示 暖春で開花前倒し傾向/兵庫・丹波市

2023.04.11
地域

全体的に開花が前倒しになっている春の山野草展=兵庫県丹波市青垣町山垣で

兵庫県丹波市青垣町山垣にある青垣いきものふれあいの里で、「春の山野草展」が開かれている。記録的に暖かかった3月の影響で、早くも鉢植えのシャクナゲが見頃を迎えている。同施設の開花記録によると、ワサビなど前年並みのものもあるが、10日早いヒトリシズカなど全体的に前倒し傾向。45点を展示しており、5月7日の会期末まで、入れ替えながら80点を展示する。無料。

県レッドデータブックAランクのオキナグサがワインレッドの花を咲かせているほか、ヤマブキも鮮やかな黄色の花を付けている。シュンランやカタクリは花が終わった。今年は、数ミリの小さな花をじっくり見てもらおうと、虫眼鏡を用意している。

虫眼鏡で拡大し、花を観察

同施設職員の安達忠清さんの記録によると、今年は施設近くの遠阪川の桜が3月29日に満開。昨年は4月9日だった。

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