丹波焼と「茶の湯」 小堀遠州ゆかりの茶入れも 兵庫陶芸美術館で初の企画展

2023.04.14
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小堀遠州が茶会で使用した「茶入 銘 生埜」=兵庫県丹波篠山市今田町上立杭で

兵庫陶芸美術館(兵庫県丹波篠山市今田町上立杭)で、特別展「丹波の茶道具―茶の湯を彩る兵庫のやきもの」が開かれている。丹波焼と茶道具に焦点を当てた特別展は、2005年の開館以来、初めて。茶席用に作られた茶陶と、茶道具に見立てられた丹波焼を中心に78点を展示。展示室内に茶室空間をつくり、茶の湯の世界の解説も行っている。5月28日まで。

水指(みずさし)をはじめ、茶入(ちゃいれ)、花入(はないれ)、茶碗などを展示。また、本来は茶道具としては作られていないが、茶人が茶の湯の道具として取り上げた「見立て」の優品も多く、見立ての壺、桶、すり鉢などを紹介している。

「由緒や伝来を辿る」のコーナーでは、「茶入 銘 生埜(いくの)」(湯木美術館所蔵)など3点を、代々所有者の木箱などと共に展示。「生埜」は、江戸時代初期の大名茶人、小堀遠州が茶会で使用し、後に松平不昧が所持したと伝わっている。

また、茶事と呼ばれる茶席と懐石について、県内の窯で生み出されたやきものの茶道具を取り合わせて紹介している。
企画した同館学芸員の萩原英子さんは「丹波焼の茶道具と、茶の湯の世界を皆さんに知ってほしい」と話している。

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