君の名は? カラスがコウノトリと遭遇 「仲良くしなや」

2023.04.07
自然

田んぼに飛来したコウノトリと様子をうかがうカラス。大きさの違いが一目瞭然=2023年4月6日午後4時13分、兵庫県丹波篠山市東吹で

兵庫県丹波篠山市東吹などに6日、コウノトリ1羽が飛来。強風が吹く中でも悠然と田んぼの中を歩きまわり、えさをついばむ姿が見られた。

足環の色から、個体識別番号「J0251」で同県豊岡市で生まれた4歳の雌のよう。全長約110センチのコウノトリは、普段市内で見られる野鳥と比べて、とにかく大きい。

しばらくレンズ越しに見ていると、今度はカラスが飛来し、「誰だ君は?」とばかりに、見慣れないコウノトリのそばをウロウロ。比較対象の登場で大きさがさらに際立つ。

かと思うと、コウノトリが飛翔するとカラスも飛び、違う田に追いやった。繁殖期で気が

並ぶ背中になぜか哀愁を感じる。「いろいろあるよな」と話し合っているかのよう

立っていたのかもしれない。「仲良くしなや」と思いつつ、鳥たちが生きる自然界の厳しさも感じる瞬間だった。

【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)

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