4年ぶりに”熱い夏” 「デカンショ祭」通常開催へ 70回の節目「盛大に」

2023.04.29
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兵庫県丹波篠山市の夏の風物詩「丹波篠山デカンショ祭」=兵庫県丹波篠山市二階町で(2017年撮影)

4年ぶりに”熱い夏”―。兵庫県丹波篠山市や商工会、観光協会などでつくる丹波篠山デカンショ祭振興会(会長=酒井隆明市長)は、市商工会館で総会を開き、コロナ禍を経て、今年は4年ぶりに同祭を通常開催する方針を決めた。コロナ禍前は、毎年8月15、16日に篠山城跡三の丸広場(同市北新町)で開かれていた。

内容は直近で通常開催された2019年の内容に基づき、今後、実行委員会が検討する。木製の巨大やぐらを囲んだ総踊りや競演会、ジュニア競演会、打ち上げ花火のほか、夜店街や市街地装飾など、コロナ禍以前の内容を見込む。

兵庫県丹波篠山デカンショ節保存会の吉田浩明会長は、「年間を通して練習しているので、ぜひ成果を出したいし、多くの人に来てもらいたい」と言い、酒井市長は、「70回の節目。今年こそ盛大に開催し、より丹波篠山を元気いっぱいにしたい」と話していた。

5月8日に新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけがインフルエンザと同じ「5類」に移行する予定から、さまざまな制限がなくなることを受けた。

過去3年間はコロナ禍の影響で代替イベントを開くなどしており、昨年は3年ぶりの開催に向けて準備を進めていたものの、感染者数が増加傾向にあったため、直前に中止した。

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