ギョギョシ! 夏鳥「オオヨシキリ」 大音量でさえずり

2023.05.15
ニュース

「ギョギョシ、ギョギョシ」「ギョギョギョギョギョ」と大音量でさえずりを響かせるオオヨシキリ=2023年5月15日午前9時31分、兵庫県丹波篠山市内で

「ギョギョシ、ギョギョシ」―。兵庫県丹波篠山市内に特徴的なさえずりが響き渡る。夏鳥の「オオヨシキリ」だ。

全長18・5センチで、全体的に淡い褐色。熱帯地域で越冬し、日本には夏鳥として飛来する。名の通り、植物のヨシを束ねて巣を作る。今回撮影した場所の名も「よし池公園」で、これほどこの公園にぴったりの鳥はいない。

さえずりを漢字にした別名「行々子」は夏の季語。俳人・小林一茶も「行々子口から先に生まれたか」と詠んださえずりは、とにかく大音量で暑苦しく、夏の到来を告げる。

ギョ…

ちなみに、カッコウに「托卵(たくらん)」(自分の卵とヒナの世話を他の鳥に托す行為)されることでも知られる。

精いっぱいギョギョシを連呼する姿をシャッター越しに眺めながら、「頑張れ」と小さくエールを送った。

【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)

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