公民連携型アンテナショップに 菓子「やながわ」の東京店 県と協力し双方をPR

2023.05.14
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公民連携型アンテナショップとして認証された「丹波風土東京春日店」の外観=東京都文京区で(提供)

兵庫県丹波市産の食材を生かした菓子を製造、販売する株式会社やながわ(同市春日町野上野)の「丹波風土(TAMBA FU―DO)東京春日店」(東京都文京区)が、首都圏で兵庫県と民間事業者が協力して設置し、双方をPRする「公民連携型アンテナショップ」に認証された。

首都圏に店舗を持ち、県にゆかりのある商品やサービスを提供している事業者が対象で、現在、県内で16店舗が選ばれている。丹波地域では同店のみ。店舗側は、ポスターやチラシを貼るなどして県の取り組みをPR。県が首都圏で開催するイベントにも参加する。県側は、ホームページや交流サイト(SNS)などで認証店をPRする。

同アンテナショップは県が今年度、首都圏での魅力発信を強化し、県内への人、モノ、カネ、情報の流通を加速させようと始めた。公民連携型は全国で初めてという。今年1月に2店舗を先行認証。「丹波風土」を含む14店舗がこのほど、新たに追加された。同社代表取締役の柳川拓三さん(69)は「県との連携でいろんな可能性が生まれそう」と期待している。

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