看護への思い新た 専門学生が「キャンドルサービス」 ナイチンゲール像から火もらう

2023.05.23
地域

ナイチンゲール像から火をもらう生徒=2023年5月10日午後2時36分、兵庫県丹波市氷上町石生で

入学から1年が経過した兵庫県丹波市立看護専門学校の2年生32人が、看護への思いを新たにする「看護ゼミナール」に取り組んだ。看護の心を引き継ぐとの意味合いで、同校内にあるナイチンゲール像からろうそくの火をもらう「キャンドルサービス」に臨み、一人ひとりが看護の道に進む決意を述べた。

今までの学びを振り返り、看護の意義と責任を改めて考える機会にと実施。ナイチンゲール像にともされた火を、生徒一人ひとりが手にした燭台のろうそくに移した。同校によると、灯には安心感や希望、情熱、献身、奉仕などの意味が込められているという。

キャンドルを手に、看護師の心構えを説いた「ナイチンゲール誓詞」を全員で唱和した後、一人ひとりが決意を表明した。「患者さんに信頼してもらえる看護師に」「患者さんや家族に寄り添う」などと述べた。

生徒の足立希実さん(19)=丹波市=は、「思いを新たにし、実習などを頑張ろうと思えた。『担当してもらって良かった』と言ってもらえるような看護師を目指す。そのためにしっかり知識を付けたい」と話していた。

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