深まる秋に涼やかなカエル―。兵庫県丹波篠山市の民家のカキの木の下で27日、鮮やかな水色のアマガエルが見つかった。通常のアマガエルは緑色だが、珍しい突然変異の一種で、黄色の色素が先天的に欠けて水色になったとみられる。
見つけたのは、虫や生き物が大好きな藤田大翔さん(5)=丹波市=。母の実家に遊びに行き、カキもぎをしていた時、祖母の前田美代子さん(61)と一緒に見つけたという。
「青い物が近くにあって、擬態したのかと思ったけど、緑色の苔を入れた虫かごに入れていても色は変わらなかった」と美代子さん。大翔さんは「初めて見た。かわいい」と目を細めていた。