兵庫県丹波市春日町黒井地区自治協議会が主催するみそ造り教室が、同協議会拠点のしろやま交流館で始まった。参加者は大豆や黒大豆などを持ち寄り、麹や塩などと混ぜ合わせたりして、食べられるようになる秋を楽しみにしている。17日まで、予約した人がみそ造りに励む。
数年前から開く教室で、同協議会の地域コミュニティ活動推進員、同町内の井口千歳さんが指導。口コミで広がり、年々参加者が増えており、今年は丹波市を中心に57人が予約し、遠くは福知山市からも参加者がある。
一般的な大豆のほか、黒大豆や青大豆など、思い思いの豆を各自が炊いて持参。専用の機械に投入してペースト状にした後、麹や塩を混ぜ合わせ、手でこねた。
ソフトボールぐらいの大きさに丸めた後、用意した樽に投げ込み、空気を抜いて重しを乗せた。
2年ぶり2回目の参加という地元住民の婦木奈央さんは、「以前、造ったみそがおいしかった。購入するのもおいしいけれど、自分で造った方が愛着もある。食べられるようになる秋が楽しみ」と話していた。
井口さんは「みそ造りを楽しみにしてくれている人が増えてうれしい」とほほ笑んでいた。