ホッケーU-12代表に クラブチームの小学5年生 3月のオールスター戦へ

2025.02.27
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全国選考会で30人の一人に選ばれ、3月のU―12オールスター戦での健闘を誓う山本勇太さん=兵庫県丹波篠山市郡家で

兵庫県丹波篠山市を拠点にするホッケークラブチーム「HC HYOGO HEARTS」(以下、ハーツ)の山本勇太さん(城東小学校5年)が、グリーンランドみずほ(京都府京丹波町)で昨年に行われた全国選考会「U―12ドリームキャンプ」で日本代表男子30人に選ばれた。3月1、2日、大井ホッケー競技場(東京都)で開かれる「U―12オールスター戦」に出場する。

全国7ブロックで選考会を実施。昨年9月にグリーンランドみずほで行われた関西ブロック選考会には男女57人が参加。男子は、試合を行う中で選ばれた7人が全国選考会への参加を決めた。

全国選考会には男女120人が参加。練習や試合を行う中で、日本代表枠に入る選手が絞られた。男子30人のうち、関西からは3人、5年生は6人。

山本さんはホッケーをしていた2人の兄の影響で、幼稚園年少から同クラブに入部。「スティックの扱いが難しかったけれど、仲間と一緒にうまくプレーできたときは楽しかった」と入部当初を振り返る。

キーパー以外はどのポジションもこなす。「シュートが決められるから」とフォワードを好きなポジションに挙げる。「攻撃側と守備側が2対1になった場面の連係プレーや、ドリブルが得意。オールスター戦でも連係プレーを試してみたい」と意気込む。

オールスター戦では日本代表のユニホームを着用し、15対15で対戦したり、元日本代表の講師陣から指導を受けたりする。小学生は6人制だが、オールスター戦は将来を見据え、高校生以上と同等の11人制で行なわれる。山本さんは「守備範囲が広くなり、体力が持つかどうか試したい」と、同じくオールスター戦出場経験のある、兄の新太さん(篠山東中2年)とランニングに励んでいる。

同チームの岡花宏明代表は、山本さんの特徴を「幼少からホッケーに親しんでいるので、ボールを扱う技術が高い。遊びの中でホッケーを楽しんできたのか、ゴールを決めるたくさんの選択肢を持っている」と話している。

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