丹波焼物故作家の作品紹介 次代へつないだ17人 28日まで陶芸美術館

2025.02.12
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17人の物故丹波焼陶芸家の作品を展示した会場=兵庫県丹波篠山市今田町上立杭で

兵庫陶芸美術館(兵庫県丹波篠山市今田町上立杭)を拠点に丹波焼の里の魅力を発信している「やきものの里プロデュース倶楽部 陶芸文化プロデューサー」が運営する同館内の「丹波焼の里情報コーナー」で、冬の企画展「丹波焼 TAMBA CLASSIC+」が開かれている。約850年の歴史を持つ丹波焼の伝統を次代につないだ物故陶芸家17人の作品を展示。伝統の機能性と美しさを両立させ、落ち着いた風合いを見せる作品の数々を堪能できる。

青灰色に発色した表面に筒描きの技法で白色の文様を描いた花入や、漆黒で光沢のある飴黒釉の茶わんが目を引く。

他にも、窯の中でまきの灰が器に降りかかった自然釉や窯変による予期できない偶然の色や表情が表れた花瓶、一輪挿しなどにも来場者の注目が集まっていた。

28日まで。月曜休館。入場無料。同館(079・597・3961)。出品作家は次の皆さん。

森本陶谷、市野伊作、初代北村圭泉、奥田康博、大上亨、市野曻、正元直作、上中此右衛門、生田和孝、市野勝助、大上強、市野省三、清水たけし、初代市野信水、市野陶幸、市野茂良、石田陶春

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