兵庫県丹波篠山市福住地区の冬の風物詩「ふくすみ雪花火」(福住地区まちづくり協議会主催)が8日午後5―8時半、住吉神社(同市川原)と、近くの篠山東雲高校(同市福住)で行われる。紙灯籠を夜空に上げたり、竹灯籠で境内を照らしたりするほか、地元の飲食店が出店する。福住ゆかりの20―30歳代でつくる活性化グループ「ツギテ」が運営する。
紙灯籠「フライングランタン」はヘリウムガスを入れたバルーンにLEDライトを取り付け、和紙で包んだもの。ひもを付けて飛ばす。午後7時から同校グラウンドで50基を上げる。同5時から同校で引換券(1基1000円)を販売。6時45分から紙灯籠と引き換え、7時から一斉に上げる。
ろうそくで灯した竹灯籠を並べる「竹あかり」は午後5時半頃―8時半頃、同神社境内で行う。福住地区で活動している関西国際大学歴史文化ツーリズム研究会が企画。事前に学生たちが放棄竹林から伐採した竹で作ったものと、当日、来場者が作るものを合わせて約200基を並べる。
境内には屋台が並び、福住地区の「なりとぱん」がパンやスープ、「kururi」がおでんやパン、スイーツ、「マグナムコーヒー」がコーヒー、「オモト」が生パスタ、「福」がたこ焼きを、また、「タコマニア」(日置)がタコス、移動販売の「kaminedo」がロイヤルミルクティーを販売する。
この他、午後5時から同神社社務所でディズニー映画「塔の上のラプンツェル」を上映する。入場無料。20本の花火を選ぶ「手持ち花火バイキング」は午後5時から、同神社駐車場で引換券(先着50セット)を1セット500円で販売。フライングランタンの後に楽しむ。
1、2の両日、SHUKUBA(旧福住小学校)で同大の学生が竹を切り、ドリルで穴を開けて竹灯籠を作った。2年生の学生は「普段、竹に触れることがないので新鮮。竹の活用法が増えれば」と懸命に作業を進めていた。当日は同地区で活動している関西学院大学の学生も参加する。