春を待つ 残雪の木に野鳥「アオジ」 丹波地域では冬鳥

2025.02.11
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雪の残る木に舞い降りた「アオジ」。黄緑色が目に鮮やか。ただただ、じっと春を待つ=2025年2月11日午前10時54分、兵庫県丹波篠山市内で

凍える寒さとなっている兵庫県丹波篠山市。カメラを手に野辺を歩くと、雪が残る木に何やら鳥の姿。野鳥の「アオジ」だ。

全長16㌢ほどでスズメとほぼ同じ大きさ。雌雄とも全体的に黄緑がかっており、名前は古来、緑も「アオ」に含まれていたことに由来する。本州中部以北や北海道の山地で繁殖し、冬は積雪が少ない地方に移動するため、丹波地域では「冬鳥」だ。

雪の白に鮮やかな黄緑色が映え、どこか異彩を放っているアオジ。その姿が見られなくなるころには、暖かな季節になっているはず。人も鳥も、じっと春を待つ。

【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)

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