寒波が居座り、雪が舞っている19日の兵庫県丹波篠山市内を歩くと、民家の物干しに何やらまるまるとした鳥の姿。冬鳥の「ジョウビタキ」(オス)だ。
全長15センチでスズメほどの大きさ。オスは頭が銀白色、顔が黒色、腹は赤茶色と特徴的な色合い。メスは灰色と茶色。積雪の少ない土地で越冬することから、晩秋から冬の風物詩として知られる。
寒い季節に対応するため、脂肪を蓄えたり、羽の中に空気の層を作ることでふっくらしている野鳥たち。ジョウビタキも寒さが増すごとにモフモフに膨らんでいたが、ついに「最終形態」が完成していた。
週明けまで続きそうな寒波だが、おそらくは今シーズン最終。ジョビ男(オス)がスリムになるころには日本を離れる。
「もうちょっとやからがんばれ!」と、オレンジ色のコートを着たよ
うなジョウビタキにエールを送っておいた。
【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)