氷の上をぺたぺた―。この冬一番とされる強い寒気の影響で、兵庫県丹波地域は6日朝、気温が氷点下を記録した。同県丹波市の川には氷が張り、外来種のヌートリアが氷の上に”上陸”して歩く姿が見られた。
同市春日町の新川。水深は30センチほどと浅く、たびたび川面が凍る場所。気温が零度だった午前8時半ごろ、体長30センチほどのヌートリアが、川に張った氷の上を歩いているのを記者が見つけた。いったん、土手に移って陸地を移動したが、土手が切れると再び極寒の川に入った。
しばらく泳ぎ、川一面に氷が張ったゾーンに到達すると、氷への上陸を敢行。薄氷でうまく上がれずに難儀していたが、ようやく氷に乗ると、ぺたぺたと歩みを止めることなく進み、巣とみられる土手の穴に“帰宅”した。
寒さのせいか、いつも以上に背中が丸まっているようにも見えた。