生徒製作のベンチ寄贈 木のぬくもり感じられる3台 山の学校から柏原高校へ

2025.02.11
丹波市地域

木製ベンチを届けた生徒や、受け取った稲次校長(前列右から2人目)ら=兵庫県丹波市柏原町東奥で

兵庫県立柏原高校で、同県立山の学校(宍粟市)の生徒が作製した木製ベンチの贈呈式があった。同学校の生徒7人が訪れ、頑丈で木の温もりが感じられる3台を届けた。

県産スギを使った、長さ150センチ、高さ50センチほどのベンチ。中庭に置くため、腐食しにくいように塗装を施した。

同学校は、15―20歳代が、年間を通じて林業や造園実習などを学ぶ。手作りの木製ベンチを県内の学校に届ける活動もしており、中庭のベンチが朽ちていた同高校から依頼を受けて作製した。

ベンチを受け取った稲次一彦校長は、「想像以上に素晴らしいベンチを作ってもらい、感激している。天気の良い日に、生徒がお弁当を食べたり、語り合ったりするスペースにできる」と感謝を伝えていた。

同学校の生徒は、「大事に使ってもらえるとうれしい」と話していた。

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