兵庫県丹波市柏原町の柏原八幡宮(千種正裕宮司)で17、18の両日、恒例の「厄除大祭」が開かれている。「雪の厄神さん」として親しまれている通り、今年も雪が舞う大祭に。参拝者は寒さに耐えながらもお参りし、厄除け開運や家内安全などを祈っている。
初日の17日午前中は日が差す時間帯もあったが、午後には冷え込んだ。午後6時台になると断続的な雪に変わり、一時は本降りになって本殿のひわだぶき屋根が雪化粧を施した。厄年を迎えた人は、厄除神社で厄払いをしていた。
家族で参拝した男性(44)は、「病気をせず、幸せな年にと願った」と笑顔だった。
同八幡宮の厄除大祭は、兵庫県と京都府にまたがる丹波・丹後・但馬の「三丹」随一といわれている。昨年、創建1000年を迎え、「令和の大修造」と銘打った数々の改修を施した。