越冬成功 モフモフだったスズメしぼむ 「あー寒かった」

2025.03.12
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厳寒の季節を乗り越え、体がしぼんだスズメ。「あー寒かった」=2025年3月12日午前9時41分、兵庫県丹波篠山市内で

ぐずついた天気ではあるものの、最高気温が19度となっている12日の兵庫県丹波篠山市内。まちを歩くと、冬の寒さをしのぐため、モフモフに膨らんでいたスズメたちがしぼみ、春が目前に迫っていることを教えてくれる。

鳥たちは寒さに対応するため、脂肪を蓄えたり、羽の間に空気の層を作って体を膨らませる。また、互いに体を温め合うことや、複数の方が餌を見つけやすいなどの理由から集団を作る。

3月に入り、10度を超える日が出てくるにつれて、スズメたちはみるみるしぼんだ。大集団を見かける機会もほとんどなくなった。

無事「越冬」に成功し、ずいぶんスリムになった体で木にとまるスズメ。目を細める姿は、「あー寒かった」と言っているかのよう。今季もお疲れ様でした。記者もダウンコートを脱いだ。

モフモフに膨らんでいた1月のスズメ

【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)

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