統廃合で閉鎖された中学校を活用した体験型子ども博物館「篠山チルドレンズミュージアム」(兵庫県丹波篠山市小田中)で26日、人気イベント「ぱちぱちたき火まつり キャンプファイヤーナイト」が開かれた。芝生の広場に、たき火台約90台が置かれ、来場した家族や仲間は揺らぐ炎を囲み、和やかなひとときを満喫した。大学生が企画する恒例のお化け屋敷には、今回も長蛇の列ができ、子どもたちのにぎやかな悲鳴が響いていた。
妻と2人のわが子の4人でたき火を楽しんでいた落久保宏朗さん(40)=宝塚市=は、「こうして、もう6時間も“火の世話”をしているが全く飽きない。炎を眺めていると無心になれ、日々のストレスも吹き飛びますね」と笑顔を見せていた。
息を切らし、お化け屋敷から飛び出してきた山下心暖(こはる)さん(11)は、「出口にゾンビがいて、めっちゃ怖かった」と声をあげ、友人の岸本大和さん(10)は、「びっくりしすぎて、ちょっとちびったかも」と笑っていた。