
水辺をちょこちょこと歩き回る夏鳥「コチドリ」。目の周りの黄色い縁取りが特徴的=2025年5月28日午前11時2分、兵庫県丹波篠山市内で
兵庫県丹波篠山市内の水辺に、ちょこちょこと歩き回る鳥の姿。夏鳥の「コチドリ」だ。
全長16センチほどでスズメより少し大きい。大きな目の周りは黄色く縁取られ、顔や胸は黒、頭と背は灰褐色、腹は白。東南アジアや、一部、西日本の暖地で越冬。丹波地域には暖かくなると飛来する。
小さな体に、どこかうつろに思える目、短めのくちばしに、いじらしいかわいさがある。
歩き回りながら、時折、立ち止まって辺りを見渡し、「あ、どうも。すみません、今年もお邪魔してます。すいません」と言っているかのように思えるコチドリ。「気にせず、ゆっくりしてってよ」と歓迎しておいた。
ちなみに酔ってふらふらと歩くことを「千鳥足」と呼ぶが、コチドリの歩みはそれなりに高速だ。
【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)