「こわくてたのしい」絵本 スイスの作家3人の原画展 子どもになじみの作品

2025.06.29
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絵本原画が並ぶ展示会場=兵庫県丹波市氷上町西中で

スイス出身の絵本作家3人の原画展「こわくて、たのしいスイスの絵本展 クライドルフ、フィッシャー、ホフマンの世界」が、兵庫県丹波市立植野記念美術館(同市氷上町西中)で開かれている。子どもたちにもなじみがある「おおかみと七ひきのこやぎ」「ブレーメンのおんがくたい」のほか、スイスにまつわる昔話など、表現に富んだ絵本原画160点ほどを展示している。8月17日まで。

エルンスト・クライドルフ(1863―1956年)、ハンス・フィッシャー(1909―58年)、フェリックス・ホフマン(1911―75年)。おおかみが登場するなど子どもたちにとっては怖く感じるシーンや、動物たちが遊ぶ楽しい原画などがある。

クライドルフの最初の絵本「花のメルヘン」は、草花を擬人化し、虫や妖精たちの物語を描いている。動物たちの生き生きとした姿を表現したフィッシャーの「ブレーメンのおんがくたい」、力強い筆致で描いたホフマンのグリム童話「おおかみと七ひきのこやぎ」などを展示している。

このほか、「こねこのぴっち」「ラプンツェル」「ねむりひめ」など、日本でも有名な作品の原画も並んでいる。

丹波市出身の画家・常岡幹彦氏が、スイスに写生旅行に行った際のスケッチも展示している。

午前10時―午後5時。月曜休館(月曜が祝日の場合は翌平日が休館)。一般600円、大学・高校生300円、小中学生150円。

 

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