兵庫県丹波篠山市の獣害対策の一環として、農作物などを荒らすサルを追い払う訓練を受けた犬「丹波篠山モンキードッグ」の今年度の認定書交付式が、畑ふれあい館グラウンドで行われ、新たに1頭に認定書と認定首輪が授与された。
認定されたのは、畑総一郎さん(52)が飼うフランス原産のブリタニー・スパニエル「ラーツ」(雄、1歳9カ月)。会社員の畑さんは農業には従事していないが、集会でサルによる被害の現状を知り、「役に立ちたい」と昨年度、同制度の訓練を受けた。
2011年度の同制度創設以来、認定は49頭目。うち11頭が現役で活動している。モンキードッグ対象地域は、西紀中、西紀北、岡野、城北、雲部、畑地区と、多紀地区。