兵庫県丹波篠山市内の桜並木で、枝の間を飛び回るスズメの姿。しばらくすると、「あーん」と口を開け、黒く色づいた桜の実をぱくっ。初夏の味覚を味わっているようだ。
桜の実は、「さくらんぼ」だが、私たちがよく知る甘い果実は、食用の西洋実桜という種類の実。ソメイヨシノなどになる実は苦く、食用には向かない。
スズメと桜と言えば、満開の桜の花ごとちぎって根元の蜜溜まりをなめることが知られている。花はなめた後、ぽいっと捨てていたが、実の方もどうやら中の果汁だけをなめ、やはりぽいっと捨てていた。
早朝から初夏の味覚で栄養補給に余念がないスズメ。これからどんどん気温が上がり、夏本番を迎える。しっかり朝ごはんを食べて体調を整え、酷暑に備えてほしい。
【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)