ジャガイモの実がぶらり―。兵庫県丹波市立大路小学校で理科を教えている中川龍美さん(73)が2週間ほど前、同校で栽培しているジャガイモの株にミニトマトにそっくりなジャガイモの実が6個なっているのに気づいた。
ジャガイモは普通、土の中で育つが、ミニトマトのように茎からぶら下がった状態で育っている。真緑色でヘタが付いており、大きいもので直径が10円玉ほどの大きさまで成長している。
中川さんは最初、ミニトマトだと思ったそう。「ジャガイモとトマトは同じナス科だから、花粉が飛んできて虫が受粉させたのかな」と仮説を立てた。調べると同様の事例が全国各地であり、「こんなものを見たのは生まれて初めてで驚いた」と話した。
このジャガイモの実には毒性の物質が含まれており、食用には向かないので注意を。