「第43回大国寺と丹波茶まつり」が6月7日午前10時―午後4時、兵庫県丹波篠山市味間奥の茶の里会館、大国寺周辺で行われる。同実行委員会(田中淳夫委員長)主催。子どもを含む茶壺道中や虚無僧の行列、茶摘み体験、ステージ発表、展示、飲食ブースなど多彩な催しが開かれる。また、親子向けのレンタサイクルを初めて実施する。
レンタサイクルは、ハイランダー里山の自転車店(同市味間南)がJA味間製茶工場前で、子どもを載せる「チャイルドトレーラー」と、それをけん引する自転車がセットになったものを貸し出す。気持ちよい風を感じながら、親子でのんびりと会場周辺を散策してもらう試み。
オープニングを飾る「丹波茶壺道中」は午前10時から同会館前を出発。尺八を奏でる虚無僧を先頭に、茶壺を載せたみこしや献花を持った行列が大国寺へ向かう。
同会館前では、午前11時からの開会式に続いて11時40分―午後2時25分、吹奏楽団プリマベーラ、ハウスダンス「コトノバ」、ハッピースマイルアンサンブル、キッズチアダンス「ピンキーキャッツ」が出演するほか、日本茶インストラクターによる茶のいれ方教室もある。
会場近くの茶畑で茶娘を撮る撮影会(午後1時半―2時)、市商工会丹南振興部によるビンゴゲーム(2時35分―3時35分。1枚300円、1人2枚まで。午前10時半から300枚限定で配布)、大国寺で餅まき(3時50分―4時)もある。
人気の茶摘み(受付午前10時―午後3時)や手もみ体験(同午前10時―午後1時)は両方で1500円。茶摘みのみは1000円。新茶や加工品、農産物などを販売する「ふれあい物産市」、飲食販売の「味わいの広場」が開設される。大国寺で市内高校生による茶席も催される。
この他、丹波並木道中央公園(同市西古佐)では午前10時―午後4時、関連イベント「丹波篠山茶を楽しもう―新茶を入れる」を行う。500円(菓子付き)。
シャトルバスはJR篠山口駅前とJA丹波ささやま本店前(同市大沢)から。駐車場は同JA、ジェクス(同市味間奥)、田中畜産(同)、丹南佐々木工業(同)にある。
問い合わせは、市商工観光課または篠山観光案内所へ。