きょう21日は、二十四節気の一つ「夏至」。一年で最も昼が長く、読んで字のごとく、これから本格的な夏に至っていくころとされる。
夏至の早朝、兵庫県丹波篠山市内の里山を歩くと、美しいさえずりが響き渡る。日本三鳴鳥の一つで夏鳥の「オオルリ」だ。
全長16センチほど。濃いブルーの背中と黒い顔、白いお腹のコントラストが特徴的。東南アジアなどで越冬し、4月下旬から日本に飛来し、繁殖する。
複雑かつ美しく、元気いっぱいのさえずりは、生命力に満ち溢れ、万物の生気がどんどん旺盛になっていく夏至にぴったりの歌声。大きな口を開けて夏を叫ぶ姿を見ていると、こちらまで心がウキウキしてくる。
とはいえ、オオルリはウキウキしてさえずっているのではなく、縄張り宣言など子孫を残すために必死。「暑いけどがんばって!」と激励しておいた。
【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)