丹波の森公苑(兵庫県丹波市柏原町柏原)を会場に7、8の両日、アートなどをテーマにした2つのイベントが開かれる。両日には、丹波市内のアーティスト4人が出展するデジタルデザインの作品展「DD展『丹波芸術4人展』」、8日にはアート作家の出店や音楽ライブなどがある野外イベント「TAMBA SESSION」。いずれも主催団体は異なるが、両イベントに携わる市民もおり、互いに連携。来場者を募っている。入場無料。
「DD展」は、丹波・タンボフ交流協会(河津雅人代表理事)が主催。日常生活に溶け込む「デザイン」と、アート制作で一般的になった「デジタル」で描く技法。この2つの要素から作品に触れ、アートに親しみを感じてほしいと企画した。
いずれも市在住のアーティスト、いけがみ のりえさん(イラストレーター)、冨長弘基さん(デジタル画家)、津田真里さん(グラフィックデザイナー)、鈴木大助さん(グラフィックデザインと自己表現活動)が出展する。
冨長さんは、デジタルで描いた浮世絵風の似顔絵作品など9点を出展。妻の津田さんは、化粧品の広告や会社のロゴなどのデザイン作品を35点ほど展示する。
河津代表理事(39)=同市春日町朝日=は、「丹波市にもこのようなアーティストがいるということを知ってもらいたい」と話している。
7日午後1―5時、8日午前9時―午後4時。
「TAMBA SESSION」は昨年に続く2回目で、市内の20歳代を中心とする実行委員会(山口真平委員長)が主催。同公苑の中庭に、関西を中心とした10人ほどのアート作家が出店するほか、丹波市を含む近隣地域からの飲食ブースや、音楽ステージを展開する。
木工や竹細工、陶芸、刺繍など多彩なジャンルの作家が、それぞれの作品を展示販売する。陶器への絵付け、苔テラリウム作りを楽しむワークショップもある。
音楽ステージには、柏原高校ギター部など地元を中心とした出演がある。
DD展に出展する津田さんがデザインしたロゴをもとにした、高さ2メートルほどあるモニュメントも設置される。
山口委員長(27)は、「昨年と比べて作家の出展数が増え、イベントが華やかになる。ぜひ来場を」と呼びかけている。
午前10時―午後4時半。雨天決行。詳細はインスタグラム。