兵庫県丹波市春日町の荻野裕典さん(53)が7月18―21日に栃木県総合運動公園東エリア日環アリーナで開催される「バタフライ第44回全日本クラブ卓球選手権大会」(日本卓球協会主催)の団体戦「男子50歳以上の部」に出場する。4月の県予選で優勝を果たし、同大会への切符をつかんだ。
同大会へ出場できるのは県予選優勝の1チームのみ。自身が所属する明石市のチーム「YONROKU」のメンバーと共に5試合を戦い、決勝リーグの1位決定戦以外は3―0のストレートで勝利した。
「予選は絶対に突破できる」。普段から実践練習を行い、さまざまな試合に出場して場数を踏み、チームメンバー全員が確実に強くなっている実感があったからこそ持てる自信だった。
荻野さんは、製材会社「おぎもく」の社長。自身が手作りした自社敷地内の卓球練習場「和久湧久工房」、多可町にある「吉田卓球場」などで週2、3回練習を行う。
自身が考えた基本練習を大切にしているという荻野さん。「50歳代になると誰しもパワーが落ちてくる。基礎技術でリカバリーしないと勝つのは難しい」と話し、7月の全国大会に向けて、「過去2年連続でベスト16だったので、今年はベスト8以上を狙う」と意気込んでいる。
また、昨年12月に行われた「兵庫県社会人卓球選手権大会」(県卓球協会主管)男子シングルス、フィフティの部で優勝。今年1月の「第60回全国卓球選手権大会」(新日本スポーツ連盟全国卓球協議会主催)年代別の部(50歳以上)男子団体で準優勝と、好成績を収めた。