アフリカから農業研修 黒豆の栽培など学ぶ 移植機に感嘆の声

2025.07.06
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アフリカ研修団に説明するいずみ営農組合の小嶋組合長=兵庫県丹波篠山市泉で

兵庫県丹波篠山市泉地区にこのほど、JICA筑波(茨城県、国際協力機構筑波センター)が受け入れたアフリカ13カ国13人の農業改良普及員や農政担当者などが研修に訪れた。法人化している同地区の組合運営や、黒豆の栽培について学んだ。

研修団を受け入れた農事組合法人・いずみ営農組合の小嶋美則組合長が、学校給食用の「農都のめぐみ米」を栽培していることや、共同防除、共同利用で黒大豆を作っていること、黒枝豆の定植や収穫でANAグループの社員を受け入れていることなどを紹介した。

興味津々の様子で移植機を使う研修生

また、小嶋組合長が移植機を使って黒豆の苗を植えるデモンストレーションをすると、研修生らが感嘆の声をあげ、興味津々の様子で、移植機を試していた。

研修生らは、移植機の値段や、他の野菜にも使用できるか、農機の補助金はあるのか、など積極的に質問していた。

ガンビア、ウガンダなどから参加。稲作技術の向上を目的に3―11月、同センター農場で実習しながら、全国の先進地を訪れている。元県農業改良普及員で、同センターで講義経験のある森本秀樹さんが、同市農都創造政策官を務めている縁で同市に訪れた。

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