巣立ちびな ちょいモフ、ツバメの赤ちゃん これから一人前目指す

2025.07.02
地域注目

電線にとまり、親鳥が運んでくるごはんを待つツバメの「巣立ちびな」。まだ赤ちゃん気分で、ちょいモフ=2025年7月2日午前7時3分、兵庫県丹波篠山市内で

夏本番を迎えた兵庫県丹波篠山市内で空を見上げると、飛び交うツバメたちの姿。湿気を含んだ重たい空気を切り裂くように、軽やかに滑空する姿が爽快だ。中には電線にとまってじっと動かないツバメも。「巣立ちびな」だ。

【動画】鳥部員がツバメについて解説します

少しモフっとした巣立ちびなたちは、少し飛んでは電線にとまって休憩。ごはんを運んできた親鳥の姿を確認すると、「ピピピピピ」と大口を開ける。身を寄せあう姿も、巣の中にいた時と変わらない。

くちばしには黄色い部分が残っているし、親に甘えるその姿はまだまだ赤ちゃん気分。今後、親に習って飛翔したり、自分でごはんを探したりしながら、一人前を目指す。

そして、秋にはその小さな体で遠く南方へと渡っていく。「元気に大きくなるのだよ」とエールを送っておいた。

【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)

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