商標登録生かそう 前商工会長ら勉強会

2007.06.01
丹波の恐竜

 山南町上滝で恐竜化石が発見されたのを受けて、 丹波市が1月に特許庁に申請した 「丹波竜」 の商標登録を地域の活性化に生かす方策を考えようと、 これまでに退任した市内5商工会の前会長らが26日、 柏原町商工会館で勉強会を開いた。 神戸市で特許事務所を開く弁理士、 細見吉生さん (氷上町出身) を講師に招いた。
 細見さんは 「丹波市が商標を申請したのは大変価値のあること」 としたうえで、 「まちのブランドにしようとするなら、 文字商標だけでは弱い。 もっと愛着があり、 簡単に真似できないような、 真似してはいけないと思わせるようなマークやロゴを作り、 追加申請すべき」 と話した。
 これを受けて前会長の5人からは 「イメージを作っても粗悪品が出回ると意味がない。 品質をチェックする仕組みを早急につくりあげる必要があるのでは」 「ロゴを一般公募してはどうか」 「まだ、 恐竜化石の詳細が明らかになっていない部分が多いので、 『丹波竜』 よりも学術名に今後関心が移る可能性もある」 などの意見が出た。
 商工会長会で、 任期中にこの勉強会を催すことを決めていたが、 日程がずれこんでいた。 今後も引き続き、 このメンバーで研究を続けていくことを確認した。 商標登録が認可されるのには1年ほどかかるという。

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