兵庫県丹波篠山市内の女性が16日、自宅で育てているマーガレットの鉢植えに身に覚えのない鮮やかな黄色のキノコが生えていることに気が付いた。この日は奇しくも丹波マツタケの初競りがあり、3本83万円という驚愕の値段で落札された日。果たしてこちらのキノコは一体?
大きいもので長さ3センチほど。ぽっこりとした形状で、傘が開く前のよう。茎の下にたたずむ様子は、精霊「こだま」のようにも見える。
熱帯原産の「コガネキヌカラカサタケ」とみられる。本州には自生しておらず、市販されている土や腐葉土に菌が紛れ込み、突然姿を現すことが多い。珍しいキノコではないが、形状や色から「お釈迦様のキノコ」「幸運を呼ぶキノコ」などとされることもある。
女性は、「思わず二度見した。きれいに並んでいる姿がかわいい。キノコ3兄弟ですね」とにっこり。「幸運を呼ぶとか。良いことがあればいいなぁ」と期待していた。