丹波市観光拠点整備懇話会座長 岡林利幸さん(丹波市柏原町柏原)

2018年01月14日

庁舎の活用検討に「因縁」

 明治25年(1892)に開業した岡林写真館の5代目。2代目で、ひい祖父の佐市は戦時中に柏原町長を務めるなど、地元きっての有力者で、今に残る柏原町役場(市柏原支所)の建設にあたって建築委員を務めた。役場庁舎の完成から80余年。佐市のひ孫が柏原支所庁舎の観光拠点施設化を検討する懇話会の座長を務め、昨年11月、市長に提言書を提出した。

 1世紀を超えて写真業が営めていることに、支えてもらっている地域に感謝する。「お返しをしなければという思いがあります」。柏原町内の空き店舗や古民家などを活用し、新店舗として再生する事業などに取り組む「まちづくり柏原」の取締役を務める。同社取締役の立場で「市観光拠点整備懇話会」に参加し座長の大役を担った。

 柏原支所の周りには木の根橋、柏原八幡神社、藩邸などがある。「柏原はコンパクトにまとまっている町。柏原支所の建物自体は特筆すべきものでないかもしれないが、立地に恵まれ、ロケーションがすぐれている」という。

 柏原支所をどう生かしていくのか。「丹波市で農業体験や滞在型観光ができ、人との交流も楽しめるなど、これからのニーズに合った観光を発信していく。丹波市に関する多様な情報をそろえ、体験も含めた観光パックを企画し運営していく。さらに観光にとどまらす、移住も促す。そんな拠点になれば」と言う。

 2代目の佐市は消防団活動の礎を築き、氷上郡商工会議所の会頭も務めた。そんなひい祖父が建築に関わった柏原支所の利活用を考える立場になったことに「感慨深いものがある。因縁なのでしょうか」としみじみ話す。52歳。

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