恐竜をかたどった大型パズルを、 氷上町横田の看板制作業、 正呂地康晃さん (76) が考案した。 ベニヤ板にマグネットシートを裏打ちしたピースを、 鉄の台紙に立体的にはり付けるもので、 ピースも恐竜の形をしている。 組み合わせていくと、 一体の大型恐竜になるというユニークな作品。 「イベントの集客に役立てて」 と話している。
パズルは、 山南町で見つかったティタノサウルス風の草食恐竜 (35ピース) と、 肉食のティラノサウルス風 (40ピース) の2種類。 サイズは、 共に1×1メートル。 恐竜化石発掘現場近くの旧上久下村営水力発電所跡と、 川代渓谷のイラストを添えている。
草食恐竜のパズルは、 体高15センチから30センチ程度で、 右を向いたり左を向いたりしている恐竜型のピースをはめこんで作る。 難易度が高いため、 イベントでは制限時間内にどこまで作れるかを競う形式にしてもらおうと、 ストップウオッチをボードにとりつけている。
正呂地さんは、 「どういう形にピースを刻んだらおもしろいか、 頭をひねった。 凝ろうと思えばどこまでも凝れるが、 これ以上難しくしたら、 遊べる人が少なくなると思い、 手加減した」 と笑っていた。
正呂地さんは、 「飛び出しダメ君」 の生みの親で、 丹波竜をかたどった、 「飛び出しダメ竜」 や、 発泡スチロール製の頭にかぶる恐竜模型などをこれまでに手がけた。