恐竜化石が見つかった山南町上久下地域を散策して風景を楽しむ 「恐竜が歩いていたかも 刈田ウオーク」 (丹波恐竜の里風景街道を楽しむ会主催) が24、 25の両日、 同地域で開催される。 決まったコースは設けず、 地域全体を自由に散策してもらう企画。 古民家を利用した休憩所や、 刈田の中に軽食屋台を開設するなど、 上久下の風景をいかした趣向で参加者を楽しませる。
上久下地域づくりセンター (山南町下滝) に受付を設け、 名所・旧跡やトイレ、 屋台などの場所を記した 「恐竜の里マップ」 を配布。 参加者は地図を基に、 地域を巡る。
住民の協力を得て、 約30カ所に民家を利用した休憩所を設けるほか、 空き古民家や刈田屋台での軽食・みやげ販売を3カ所で行なう。 参加者は当日、 発行されるイベント内通貨 「竜」 (1竜=100円) を支払って、 サービスを受ける。
休憩所には、 目印になるよう地元の間伐材で作った 「よっといでな看板」 を設置。 軽食・みやげ販売も地元住民が携わるなど、 地域全体でもてなす態勢をつくる。
恐竜化石の発見で脚光を浴びる上久下地域には、 川代渓谷や山すその水田など美しい景観が残っている。 主催グループのメンバーで、 企画担当の岸本稚世さん (同町大谷) は、 「恐竜化石だけでない、 地域の魅力を感じてもらえるイベントにしたい」 と話している。
参加費500円 (受付で 「竜」 に交換)。 問い合わせは同センター (0795・78・0001)。