山南町上滝の恐竜化石発見現場近くの休耕田に、 地元住民が、 竹で骨格を組んだ恐竜のオブジェを5体設置した。 長さ10数メートルと大きく、 首を持ち上げた姿のものもある。 発掘現場を見学に訪れた人が写真を撮るなど、 話題を呼んでいる。
発見現場を訪れる人たちを楽しませようと、 豊田孝夫さん (54) =上滝=が発案し、 同じ隣保の住民5人で制作したもの。 長い孟宗竹で背骨を通すなどして骨格をつくり、 設置場所の休耕田に生えていた雑草を刈り取って肉を付けた。
県道沿いの目立つ場所にあり、 見学に来た子どもが 「恐竜だ」 と喜ぶという。 豊田さんは 「記念写真を撮っている人もあります。 作って良かったなと、 みんなで話しています」 と笑顔を見せていた。