篠山市内に4つのサルの群れ

2008.03.19
ニュース

 サルによる農作物被害の対策を考える 「サル (野生動物) 害対策合同研修会」 (篠山市、 県篠山農業改良普及センターなど主催) が11日、 ハートピアセンター (細工所) で開かれた。 市や県森林動物研究センター (丹波市青垣町) などの関係機関が、 昨年8月にサル害が目立つ市内19集落で行ったサル害の聞き取り調査結果を報告。 市内には4つの群れがあり、 人慣れの程度や被害作物、 出没頻度などの点で群れごとに特徴があることが分かった。
 同研究センターの小林敏郎専門員が報告。 これまで▽A群=本郷、 栗柄、 倉本、 知足、 岡野校区などの市北西部▽B群=福住校区などの市東部▽C 群=火打岩、 奥畑周辺―の3群とされていた群れが、 今回の調査で筱見地区周辺だけに生息する 「D群」 がいることが分かった。
 D群はかなり人慣れしているのが特徴で、 頻繁に集落に出没し、 農作物被害が大きい。 女性や高齢者が追い払っても人を威嚇することがある。

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