ガソリン税などの道路特定財源の税率を上乗せしている暫定税率が3月末で期限切れを迎えたため、 1日、 丹波地域のガソリンスタンド (GS) は対応に追われた。 同税は製油所からの出荷時に課税される仕組み。 同日以降の仕入れ値は1リットルあたり約25円下がるが、 各GSには、 3月末までに仕入れた 「高いガソリン」 の在庫がある。 競争激戦地では、 赤字覚悟で1日から暫定税率分を除いた価格に値下げする店が多い一方、 「とても下げられない」 と、 在庫分は値下げせず販売する方針の店もある。 政治の混迷に端を発した事態に、 「何とかできなかったのか」 と憤る声も上がっている。