8月中旬、 丹波年輪の里 (柏原町田路) で実施され、 資金難などの理由で今年の中止が決まった 「ふるさと丹波夏祭り」 の花火大会を存続させようと、 市民有志が活動を始めた。 30―40歳代の約10人が、 「花火をあげよう会」 (黒田好信発起人代表) を結成。 今後、 資金調達のための募金や、 花火大会運営のノウハウを得るための準備を本格化させる。 「存続のためには、 1人でも多くの後押しが必要」 と賛同者を募集している。
8月14日夜、 同施設で花火大会を催す計画。 協賛金集めへの協力を商工会や観光協会に依頼するほか、 市内全域の市民に花火存続の募金や署名を呼びかけることなどを検討。 賛同者集めと並行して、 準備を進める。
花火大会は、 2日間の日程で開かれる同祭り最終日の催しとして、 20年前から実行委員会が実施。 2500発を打ち上げており、 帰省者や地元住民のほか、 京阪神などからも見物客がある名物だった。
しかし、 市からの補助金減額などで資金繰りが限界に達しており、 実行委員会は5月上旬、 今年は花火大会を中止することを発表していた。
黒田発起人代表は、 「花火大会をこのままやめていいのか、 という思いがあった。 『がんばれ』 と言ってくれる人もあり、 その声を頼りに前に進んでいきたい」 と話している。
黒田発起人代表 (080・1442・6959)。