木村祐一監督の映画 丹波地方でロケ

2008.07.09
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 戦後間もない頃に起きた紙幣偽造事件を題材にした映画 「ニセ札」 (仮題) のロケが2日、 県立ささやまの森公園 (篠山市川原) で行われた。 杉木立が広がる森の一角に俳優や撮影スタッフ約50人が集まり、 緊迫した雰囲気の中で撮影が繰り広げられた。 同映画のロケは6月にも、 篠山市西野々の川辺と丹波市青垣町東芦田の江古花園で行われている。 来春公開予定。
 1951年、 山梨県で実際に起こった村ぐるみによる戦後最大のニセ札造りを題材にした映画。 監督は、芸人や料理人、俳優などのさまざまな顔を持ち、 愛称をキム兄という木村祐一さん。
 ロケでは、 偽札を刷るための印刷機を三輪自動車に乗って買い付けに行くシーンなどを撮影。 段田安則さんや板倉俊之さんらが演じた。
 プロデューサーの渡辺栄二さんは 「昭和25年という時代設定のため、 建物などの人工物がなく、 自然豊かな場所を探していた。 ささやまの森公園はイメージにぴったりで、 ロケ地のそばまで車を乗り入れることができる。 近頃は人里離れた山際にもイノシシよけの電気柵が張り巡らせてあるので、 ロケ地探しには苦労します」 と苦笑いしていた。

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