柏原市街地活性化 28の事業盛り込む

2008.07.14
ニュース

 丹波市柏原地域の活性化を進めてきた丹波市中心市街地活性化協議会 (荻野吉彦会長) が、 JR柏原駅前の再開発など28の事業を盛り込んだ5カ年の基本計画をまとめた。 今後、 市が国と調整。 10月までに申請し、 年度内に認定を受けたい考え。 14日午後7時半からは、 市商工会柏原支所で全事業の報告など住民説明会が開かれる。 同協議会事務局は、 「町なかに住む人みんなに関わってくる話なので、 ぜひ参加して意見をいただきたい」 と話している。
 同計画では、 ▽歴史・文化資源を生かす地域個性の創出▽多様な主体が参画・連携するまちづくり事業の創出▽多世代が住み・働く暮らしの環境づくり―の3点を基本方針に事業を展開する。
 28ある事業の中でも、 目玉は▽駅前再開発▽大手会館活用▽町屋活用―の3事業。
 JR柏原駅前開発事業では、 駅前に集合住宅地を建設し人口増をねらい、 大手会館は市が 「郷土偉人館」 として整備することを受け、 民間も参加して集客力をアップする方法を模索する。 町屋活用は、 空き家などを店舗として再生。 起業塾などで学んだ人に賃貸し、 まちづくりのための店として営業してもらうという戦略的な志向となっている。

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