兵庫県は、 「新行財政構造改革推進方策 (新行革プラン)」 の最終案を公表した。 7月に示した第2次プランとほぼ同じ内容。 2018年度までの財政健全化に向けた取り組み。 丹波、 篠山両市の丹波管内では、 組織をスリム化して篠山総合庁舎 (篠山市郡家) 内の3事務所を柏原庁舎に統合する。 実施は来年度。
24日に開会する県議会に、 プランと、 プラン推進の手続きを定める 「行財政構造改革推進条例」 案を提案する。 同条例案には、 県内諸団体の代表らによる 「県民会議」 や、 財政の専門家による 「審議会」 設置も盛り込んだ。
事務所の見直しは次のとおり。
篠山健康福祉事務所は柏原健康福祉事務所に統合。 篠山市保健センターに 「保健支援センター」 を置く。 篠山農業改良普及センターは柏原同センターに統合される。 JA丹波ささやま内に 「地域普及所」 を開設し、 実施日を定めて相談、 指導業務を行う。 篠山土木事務所は柏原土木事務所に統合。 篠山土木は災害時の初動対応や道路パトロール業務などの拠点となる 「業務所」 とする。 柏原土地改良事務所と篠山土地改良事務所は合併し、 事務所は篠山庁舎内におく。 県民局篠山分室は廃止。 「柏原」 のつく事務所名は 「丹波」 に変更。
このほか、 たんば田園交響ホール (篠山市北新町) は篠山市に移譲。 移譲年度は、 行革プランの議決後、 篠山市と条件を調整していく。 丹波年輪の里 (丹波市柏原町) は指定管理者を財団法人県勤労福祉協会から同法人兵庫丹波の森協会に変更する。 来年4月の予定。