後期高齢者保険料 丹波市が過誤徴収

2008.10.20
ニュース

 丹波市は16日、 3004人分の10月分の後期高齢者の保険料約1200万円を誤って徴収したと発表した。 大半が、 国の制度改正で、 年金からの天引きを中止しなければならなかったもの。 事務のミスで徴収した。 市は、 おわびの文書を発送するとともに、 11月20日までに還付手続きをとる。 辻重五郎市長は、 「点検が不十分だった。 反省している」 と謝罪している。
 10月15日付の引き落とし分。 特別軽減で、 均等割が7割から8・5割に拡大された人と、 総所得が58万円以下の人が対象。 これら年金からの天引き中止者のデータ作成を、 市が業者に委託。 市が業者のミスに気づかないまま、 国保連合会にデータを送信したため、 従来どおりの天引きがなされた。 10日に社会保険庁から通知が届いた受給者が市に問い合わせ、 徴収過誤が分かった。
 市によると、 2200円を引き落とされた人が最も多く、 最高で約4万9000円を引き落とされた人もいた。 還付金は、 受給者が指定する口座に振り込む。

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