柏原町石戸で、 観光農園を営む河村修治さんが、 新品種のクリ 「ぽろたん」 の試験栽培を行っている。 名前の通り、 鬼皮と一緒に渋皮が 「ぽろっと」 むけるのが特長。 河村さんによると、 一般的なクリと同じ栽培方法で特に手間がかかることはなく、 食味も甘味があり、 味もひけをとらないという。 「加工用の需要が見込め、 今後、 栽培が広がるだろう」 と話している。
同品種は、 果樹研究所 (つくば市) が開発したもの。 一般的に日本グリは大粒で香りや味が良いが、 渋皮がむきにくく、 中国グリは小粒だが、 むきやすいとされている。 「ぽろたん」 は、 日本グリでありながら、 中国グリのようなむきやすさを実現した。